ストレスという言葉は
1936年にカナダの生理学者ハンスセリエが提唱した
「ストレス学説」により、初めてストレスという言葉を
医学に取り入れました。
日本人がストレスという言葉を知ったのは
1957年にハンスセリエが来日しストレス学説の講演を
聴いたときだと言われています。
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる
内部環境が崩れたり体の緊張状態のことを言います。
では、外部からの刺激とは何か‥ということになりますが
それらは
天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、
不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、
仕事が忙しいなどの社会的要因等があります。
日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になり
たとえば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、
変化であり刺激ですから、実はストレスの原因になります。
その原因のことをストレッサーと言います。
つまり
「ストレス」と「ストレッサー」は、全く違うものです。
ストレスとは、体の内部環境のアンバランス、緊張状態のこと。
ストレッサーとは、体のバランスを崩す原因となるものです。
したがって
それぞれにアプローチの仕方が違ってきます。
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